晩餐 Ⅰ(F100号)

2011年 第96回二科展 会友推挙 


バルセロナの老舗レストラン、ロス・カラコレスで偶然居合わせた女性たち。3色のみという約束でもしたのでしょうか?赤・黒・白でドレスアップした14人の女の晩餐。吹き抜けの階上から見たのですが、異国情緒漂う、なんだか映画のようなドラマチックな光景に、「わっ♡素敵!」と、思わずシャッターを切りました。お料理の匂い、ナイフやフォークのカチャカチャという音、飛び交う会話、食欲旺盛なスペインの女たち。絵の中から伝わるといいな。


この作品も雑誌『美術の窓』に掲載され、美術評論家・高山淳氏に寸評をいただきました。

「テーブルに向かい合う十四人の女性たち。上方から見下ろす視点でそれぞれのフォルムを活写する。優れたデッサン力と構成の面白さに注目。」


私はこの女性のうちの誰かが「あれ?これ私たちじゃない?」と、SNSで発見してくれたらいいのに!と思っています。彼女たちに一番この絵を見せたいです。


スペインの晩餐(F3号)

100号の大作より前に3号の小品でも描いています。↓