名曲珈琲ひまわりNo.18(F80号)

「二科東京支部展」の会期が終了し、翌29日(水)研究会がありました。

「二科会」は全国に支部があり、「二科展」の前に「支部展」を催して仲間同士で研鑽を積み、より良い作品に仕上げて秋の二科展に臨みます。

また、「春季二科展」というのもあり、これは前年の二科展で受賞された方や会員の先生方の作品がメインの、小規模ながらも見ごたえのある展示となっています。


さて今回描いたのは、地元の弘前にある名曲喫茶「ひまわり」です。No.18とあるように“また”です。

二科展では(恐らく他の公募展も)作家の作風が定着することが推奨されているため、しばらくひまわりを描いていた時期があったのですが、「もう飽きた…疲れた…嫌だ…」となってしまい、ここ数年違うテーマを探しながら発表していました。でも結局、よく知っているものでなければ実感を込めて描けないみたいです。


そういう点では、絵里子画廊として毎週通うことになった「風の蔵」が、来年の二科展のモチーフになるかもしれません。いつも構図を探しながら過ごしています。


そして、ただ店内を描けばいいのではなくて、この中にいろいろなドラマを生み出さなければつまらないと思っています。

今回のこの作品はちょっと失敗しました。本展までに描き直さなければと思うところが多々あります。


話が長くてすみません……二科展は1点だけ出せばOKというものではありません。3~4点審査に出すのが普通です。それ以上頑張る人もいます。100号までの大作を複数提出するのは本当に大変で、しかもテーマを揃えなくてはなりません。

つまり、私は「名曲珈琲ひまわり」という作品をNo.18、19、20、(できれば21)まで描くわけです。でも審査後、入選展示されるのは1点(良くて2点)。この作品は80号なので、恐らく二科展では展示されません。これより一回り大きい100号をしっかり描き上げる必要があるのでこれから頑張ります(これからかい!)。


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先週6/25(土)の絵里子画廊


二科会会員の根木悟先生にお越しいただきました。京都の方ですが浅草での個展会期中に。立場上、先生と紹介しましたが、普段は根木さんと呼んでいます。私よりちょっと年上で、感覚的にはお兄ちゃんです。年に2回の東京での個展と、年に1度の二科展でお会いし、勝手に親しみと尊敬の念を抱いております。


根木さんは私の支部展の作品もご覧になったので、この日、絵里子画廊でダメ出しをいただきました。ですよねぇ~。


※お写真が苦手な方なので、絵画(個展DM)と陶器の作品写真をアップします。とても素敵なのでインスタもご覧ください♪

Instagram @satorunegi