名曲珈琲ひまわり No.3(S50号)

2006年 第91回二科展 審査出品 


コーヒーに目を落とす自分。

私の居場所。


「名曲&珈琲ひまわり」シリーズ③

内と外の境目が判然としない作品ですが、右側が室内で左側が外。私が窓に映っているという構図です。

左下のリンゴとキャンドルは、何かそこに置かなければガラ空きになってしまうと思って置いたものですが、深い意味はなく、浅い意味はあります(笑)。「芯」です。「リンゴの芯」「キャンドルの芯」「芯のある人(窓に映る自分)」をかけています。自分に芯があるかどうかは置いといて。


高校の時は「ひまわり」に一人で来ることはたぶんなかったと思いますが、上京してからは一人でも来ました。帰省中に親に隠れて煙草を吸うためでもあったのです(今は全席禁煙で、私もとっくの昔に止めています)。後ろめたさから絵に灰皿を描けなかったのだと思います(苦笑)。