名曲珈琲ひまわり No.2(S50号)

2006年 第91回二科展 審査出品 


2階の窓辺の席で外を眺める私。

―あの人通らないかな。


「名曲&珈琲ひまわり」シリーズ②

弘前は昔から喫茶店が多い街で、最盛期(1980年)には650軒もの喫茶店があったそうです。

どうりで高校生の頃からちゃんとした喫茶店で過ごしていたわけです。チェーン店は少なかったし。

むしろ今の方が安いコーヒー飲んでます。


「名曲&珈琲ひまわり」の創業は昭和34(1959)年。外観や内装などほぼ当時のままであるため、弘前市が認定する「趣のある建物」のひとつにも選ばれています。

“東北最古の喫茶店建築”ではないかとも言われているそうです。


また、弘前には“東北最古の喫茶店”もあり、それは太宰治も通っていた「万茶ン」。

現在の建物は新しいですが昭和4(1929)年創業で、日本でも4番目に古いそうです。


さらに!日本の庶民で初めてコーヒーを飲んだのは弘前藩士という話もあります。

「珈琲の街ひろさき」では、幕末の文献から「藩士の珈琲」の淹れ方を再現しており、加盟店で飲むことができます。「名曲&珈琲ひまわり」でも飲めます。